【大会速報】 〜成田ボーイズ戦、3年生の意地と2年生の成長~日本少年野球関東大会 千葉県支部予選4回戦                

救われた一勝

5月24日、全国選手権千葉県支部予選で敗れ、全国大会への夢は途絶えました。

選手たちも、保護者の皆様も、そして私自身も大きな悔しさを抱えたまま迎えた次の大会。

5月30日(土)に行われたナガセケンコー熱中対策水カップ 第51回日本少年野球関東大会 千葉県支部予選4回戦。対戦相手は強豪・成田ボーイズでした。

負ければ3年生の上位大会への道は閉ざされる。

まさに後がない戦いでした。

幸先の良いスタート

初回、南総京葉ボーイズは4番・吉田のライトオーバーのタイムリー二塁打で先制します。

ベンチも盛り上がり、「今日はいい流れで入れた」と感じました。

しかし、強豪相手に簡単な試合はありません。

その裏、すぐに逆転を許してしまいます。

試合の流れは南総京葉ボーイズへの傾きを感じた。

監督としての決断

この日のチーム状況は決して万全ではありませんでした。

ケガや感染症の影響でスタメン2名が欠場。

さらに投手陣も苦しく、先発として考えていた投手も登板できない状況でした。

そんな中、私は2年生左腕・小泉を先発マウンドへ送り出しました。

来年の新チームを背負う存在。

将来のエース候補。

だからこそ、この大舞台を経験させたいという思いがありました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

負ければ3年生の挑戦が終わるという重圧。

独特の緊張感。

得意のコントロールが定まらず、初回でマウンドを降りることになりました。

ベンチへ戻ってきた小泉は下を向き、悔しさを押し殺しているようでした。

正直、私自身も「やってしまったかもしれない」と思いました。

もっと違う選択があったのではないか。

そんな考えも頭をよぎりました。

それでも私は声をかけませんでした。

慰めることも励ますこともできたと思います。

しかし、小泉には来年、新チームのエース候補になってもらわなければなりません。

エースとは成功だけではなく、失敗も背負う存在です。

この悔しさを自分自身で受け止め、乗り越えてほしい。

そう思い、あえて見守ることを選びました。

小泉の球を受けている安藤も同学年。一緒に成長してほしいところ。

豊川が救ってくれた

そんな苦しい状況でマウンドに上がったのが3年生・豊川でした。

豊川は5回途中まで見事な投球を披露してくれました。

得意の変化球を低めに集め、相手打者の打ち気を誘う。

打たせて取る理想的な投球でした。

次々とミスショットを打たせ、チームに落ち着きを与えてくれました。

私はベンチでその姿を見ながら、本当に救われる思いでした。

豊川もここまで順風満帆だったわけではありません。

春先、いや年明けまではコントロールに大きな課題を抱えていました。

思うような投球ができず、苦しい時期もありました。

それでも平日練習で投げ込ませ、練習試合でも積極的にマウンドを経験させました。

時には毎週のように投げ続けたこともあります。

失敗もたくさん経験しました。

しかし、その積み重ねがこの日の投球につながったのだと思います。

努力は裏切らない。

豊川の姿がそれを証明してくれました。

全員で掴んだ逆転勝利

打線も粘り強く戦いました。

高安の打撃好調。(シングルヒット)

内山の幸運ヒット。

大學の執念ヒット。

安藤の犠牲フライ。

それぞれが自分の役割を果たしてくれました。

そして終盤、豊川のレフト前ヒットでついに逆転。

最後は吉田がマウンドに上がり、圧倒的な投球で試合を締めくくりました。

試合終了の瞬間、4対2。

価値ある逆転勝利でした。

次につながる一勝

この勝利は単なる一勝ではありません。

全国予選で悔し涙を流したチームが、もう一度立ち上がり掴み取った一勝です。

3年生の意地。

2年生の経験。

そしてチーム全員の想い。

そのすべてが詰まった勝利でした。

小泉もまだ2年生です。

今回の悔しさを忘れず、自分自身で壁を乗り越え、もっと強い投手になってほしいと思います。

そして豊川のように、苦しみながらも努力を積み重ね、大きく成長してほしい。

次戦の相手は柏ボーイズ。

私たちにとって決して相性の良い相手ではありません。

だからこそ慢心せず、もう一度足元を見つめ直し、気を引き締めて挑みたいと思います。

3年生と一日でも長く野球をするために。

南総京葉ボーイズは、まだまだ前へ進み続けます。

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